長期インターン 1年

長期インターン

長期インターン大学1年のリアル【未経験でも大丈夫?】

「大学1年で長期インターンって実際どうなの?」「未経験でも本当に任せてもらえる?」「周りの反応が心配…」

入学したばかりの1年生が長期インターンに参加するのは、まだまだ少数派です。だからこそ、実際にどんな感じなのか、リアルな情報が知りたいですよね。

この記事では、大学1年4月から長期インターンに参加した実体験を基に、リアルな実態を良いことも大変なことも含めて正直にお伝えします。未経験でも大丈夫なのか、どんな業務を任されるのか、周りの反応はどうなのか。具体的なイメージを持てる内容になっています。

なぜ1年4月という超早期に始めたのか

まず、なぜ入学直後の4月からインターンを始めようと思ったのか、当時の心境をお伝えします。

ネットで知った長期インターンという選択肢

大学入学前から、長期インターンの存在は知っていました。SNSや就活系のWebメディアで情報を集めていた中で、「大学生のうちから実務経験を積める」という点に強く惹かれたのです。

特に、IT・Webマーケティング業界に興味があり、実際の現場で学べる機会は貴重だと感じていました。さらに、時給が出ることも大きな魅力でした。アルバイトとして働きながら、専門的なスキルも身につけられる。一石二鳥だと思ったのです。

大学生活を最大限活かしたいという想い

最も大きかったのは、大学生という期間を最大限活かしたいという気持ちです。早くから社会に触れることで、将来のキャリアを早く進められる。4年間という限られた時間を、ただ授業を受けて過ごすのではなく、実践的な経験に充てたいと考えていました。

正直、周りの友人からは「早くない?」「もっと遊べばいいのに」という反応もありました。でも、その声よりも、ワクワクする気持ちの方が大きかったんです。新しいことを学べる、成長できるという期待感が、不安を上回っていました。

1年生で長期インターンに参加する人はどれくらい?

実際に1年生でインターンに参加している人がどれくらいいるのか、現状を把握しておきましょう。

少数派だが確実に増加傾向

2024年のデータでは、大学1年生のインターン参加率は約8-12%程度です。3年生の参加率が約60-70%であることを考えると、かなりの少数派であることがわかります。

しかし、この数字は年々増加しています。就活の早期化が進む中で、1年生からキャリアを意識する学生が増えているのです。特に首都圏の大学では、1年生から長期インターンに参加する学生が珍しくなくなってきています。

少数派であることは、裏を返せばチャンスでもあります。3年生になったときには、既に2年分の実務経験を持つことになり、圧倒的な差をつけられるからです。

1年生を歓迎する企業は意外と多い

「1年生だから応募できないのでは?」と思うかもしれませんが、実際には学年不問や1年生歓迎の企業は豊富にあります。

特にベンチャー企業やスタートアップでは、学年よりも意欲を重視する傾向が強いです。WantedlyやInfrAで「学年不問」「未経験歓迎」で検索すると、想像以上に多くの企業がヒットします。

企業側も、長期的に育成できる1年生を積極的に採用したいと考えています。2-3年かけて成長してもらえれば、企業にとっても大きなメリットがあるからです。

実際の業務内容はどんな感じ?

1年生が長期インターンで実際にどんな業務を任されるのか、時系列で見ていきましょう。

最初の1ヶ月は基礎学習とサポート業務

入社直後は、企業や業務についての基礎学習がメインです。業界知識、サービスの理解、使用するツールの操作方法など、基本的なことから丁寧に教えてもらえます。

実際の業務としては、記事のリサーチ、広告の数値入力、市場調査、記事の企画作成や校正など、サポート的な作業が中心になります。「これって雑用?」と感じるかもしれませんが、業務の流れを理解するための重要なステップです。

1日の流れは、まず作業の説明を受けて、実際に作業を進め、わからないところは質問し、最後にフィードバックをもらう、というサイクルでした。4-5時間の勤務時間は、最初はあっという間に過ぎていきます。

最初の壁:ビジネスマナーと専門用語

この時期に最も難しかったのは、質問の仕方やビジネスマナーです。「こんなこと聞いていいのかな」「今聞くべきタイミングなのかな」と迷うことが多く、結果として同じことを何度も聞いてしまうこともありました。

専門用語も大きな壁でした。「KPI」「CV」「CTR」など、業界特有の言葉が飛び交う中で、その都度調べながら理解していく必要があります。わからないことをそのままにせず、積極的に質問する姿勢が大切だと学びました。

3ヶ月後には簡単な実務を任される

3ヶ月ほど経つと、徐々に実務を任されるようになります。記事執筆や広告運用の補助、顧客リストの作成や簡単な提案資料作成など、実際のプロジェクトに関わる機会が増えてきます。

この段階では、まだ先輩社員のチェックが入りますが、自分の裁量で進められる部分も出てきます。最初は緊張しますが、少しずつできることが増えていく実感があり、やりがいを感じられる時期です。

失敗することもありますが、それも貴重な学びです。タスクの優先順位を間違えたり、教えてもらったことをまた間違えたり忘れたりしてしまうこともありました。でも、その度に先輩社員が丁寧にフォローしてくれたおかげで、徐々に改善できました。

半年後には一人で完結できる仕事が増える

半年も経つと、一人で完結できる仕事が格段に増えます。記事執筆なら一本を最初から最後まで担当したり、SNS運用の一部を任されたり、実務の中核を担うようになります。

作業時間も大幅に短縮されました。最初は1つのタスクに5-6時間かかっていたものが、半分の時間でできるようになったんです。先輩から「速くなったね」と言われた時は、自分の成長を実感できました。

この段階になると、新しく入ってきたインターン生の採用補助や教育係を任されることもあります。教える立場になることで、自分がどれだけ成長したかを改めて実感できます。また、業務の改善案を提案して、実際に受け入れてもらえた時は、本当に嬉しかったですね。

1年生インターンの1日のスケジュール例

実際の働き方をイメージできるよう、具体的なスケジュール例を紹介します。

週2日勤務の場合

週2日勤務は、1年生にとって最も一般的なパターンです。授業との両立もしやすく、無理なく続けられます。

火曜日と木曜日に勤務する場合、午後の授業がない日を選ぶのが一般的です。13時から18時までの5時間勤務なら、午前中は授業に出席でき、生活リズムも崩れません。

1日のスケジュールは以下のような感じです。13時に出社し、まず当日のタスクを確認します。メールやチャットをチェックし、優先順位をつけて作業を開始。15時頃に先輩社員とのミーティングで進捗報告と相談。その後、フィードバックを反映させながら作業を進め、18時に退勤。

週2日でも、継続することで確実にスキルは身につきます。最初は5時間があっという間に感じますが、慣れてくると時間配分も上手くなります。

長期休暇中の集中勤務

夏休みや春休みは、週4-5日に増やして集中的に働く学生が多いです。この期間に重要なプロジェクトを任されることも増え、大きく成長できるチャンスになります。

10時から18時までのフルタイム勤務なら、社員と同じように働けます。朝のミーティングに参加し、1日を通してプロジェクトに集中できるため、より深い理解と経験が得られます。

周囲の反応と自分の変化

1年生でインターンを始めると、周りからどんな反応があるのか、そして自分自身にどんな変化があるのかを見ていきましょう。

友人や家族の反応は様々

友人からは「すごいね」という反応がある一方で、「意識高い系だね」「早くない?」という声もありました。

最初は「意識高い系」と思われるのが少し気になりました。でも、実際に始めてみると、そんなことを気にする暇もないほど充実します。むしろ、半年後には「どうやって始めたの?」「自分も興味あるんだけど」と相談されることも増えてきました。

家族の反応は、心配と応援が半々といったところです。「学業がおろそかにならないか」と心配する一方で、早くから社会経験を積むことを前向きに評価してくれました。実際に続けていることを見て、応援してくれるようになりました。

大学の授業への影響は?

週2-3日の勤務なら、授業への影響はほとんどありません。むしろ、インターンで学んだことが授業の理解を深めることもあります。

マーケティングのインターンをしていれば、経営学の授業で学ぶ理論が実務とリンクします。プログラミングを学んでいれば、情報系の授業が一層興味深くなります。実践と理論が結びつくことで、学習効率が上がるのです。

ただし、試験期間中は勤務を調整する必要があります。ほとんどの企業は学生の事情を理解しているため、事前に相談すれば柔軟に対応してもらえます。

自分自身の成長実感

半年も経つと、確実に自分の成長を実感できます。ビジネスメールが自然に書けるようになり、社会人とのコミュニケーションにも慣れ、業界知識も格段に増えます。

特に大きいのは、キャリア観の変化です。「将来何をしたいか」が漠然としていた状態から、「この分野で働きたい」「このスキルをもっと伸ばしたい」という明確なビジョンが見えてきます。

同世代との会話でも、話題の幅が広がります。ニュースの見方が変わり、企業の戦略や業界動向に自然と興味が向くようになります。こうした変化は、就活でも大きなアドバンテージになります。

正直に言う、大変だったこと

良いことばかりではありません。1年生でインターンを始める上で、正直に大変だったことも共有します。

教えてもらったことを繰り返し間違える

最も辛かったのは、教えてもらったことを忘れたり、また同じ間違いをしてしまうことでした。

メモを取っているつもりでも、実際に作業する時に「あれ、どうするんだっけ?」となることが何度もありました。先輩社員に同じことを聞くのは申し訳ない気持ちになりますが、間違えたまま進める方が問題です。

この経験から学んだのは、質問したことはすぐにメモを見返し、実際に一度自分で手を動かして確認することの重要性です。また、「前にも聞いたかもしれませんが」と前置きして質問する勇気も必要だと気づきました。

タスク管理と優先順位の難しさ

複数のタスクを並行して進めることに、最初は本当に苦労しました。大学の課題とは違い、締め切りが複数あり、優先順位をつけて進める必要があるからです。

緊急度が高いタスクと重要度が高いタスクの区別がつかず、優先順位を間違えてしまうこともありました。しかし、これも経験を重ねることで、自然と身につきます。タスク管理ツールを使ったり、毎朝その日のタスクを整理する習慣をつけたりすることで、徐々に改善できました。

それでも続けられた理由

大変なことも多いですが、それでも続けられるのは、成長を実感できるからです。最初はできなかったことができるようになる。先輩社員に褒められる。自分の作った成果物が実際に使われる。こうした小さな達成感の積み重ねが、モチベーションを維持してくれます。

また、同じインターン生との励まし合いも大きな支えになります。同じ境遇の仲間がいることで、困難も乗り越えられます。

1年生から始めて良かったこと

大変なこともありますが、それ以上に良かったことがたくさんあります。

3年生での圧倒的余裕

最も大きいのは、3年生になったときの圧倒的な余裕です。周りが就活準備を始める中、既に2年分の実務経験があることで、自信を持って就活に臨めます。

自己分析も企業研究も、既に実体験を通じて理解しているため、表面的にならず、深い洞察ができます。面接でも、実際のビジネス経験を語れることで、他の学生との差別化が明確になります。

スキルの早期習得と複利効果

早くから始めることで、スキルの習得も早まります。そして、身につけたスキルを使って、さらに新しいスキルを学べます。この複利効果は、時間が経つほど大きくなります。

例えば、1年生でWebマーケティングの基礎を学べば、2年生ではより高度な分析やツール活用ができるようになります。3年生では、後輩の指導もできるレベルに到達します。

キャリア観の明確化

1年生から実務に触れることで、「本当にやりたいこと」が早く見つかります。漠然と「マーケティングに興味がある」だったのが、「BtoBのWebマーケティングで、特にSEOを極めたい」といった具体的なビジョンに変わります。

この明確さは、その後の学習方針や、2年生以降のキャリア選択にも大きく影響します。早い段階で方向性が定まることで、無駄のない学生生活を送れるのです。

未経験の1年生が準備しておくべきこと

これから長期インターンを始めたいと考えている1年生に向けて、準備しておくべきことをお伝えします。

基本的なPCスキルの習得

Word、Excel、PowerPointの基本操作は身につけておきましょう。特にExcelは、関数やピボットテーブルの基礎まで理解していると、業務がスムーズに進みます。

タイピング速度も重要です。1分間に100文字以上打てるレベルを目指しましょう。タイピング練習サイトで、1日10分程度練習するだけで、1ヶ月で大きく改善します。

基礎的なビジネスマナーの学習

完璧である必要はありませんが、メールの基本的な書き方、敬語の使い方など、最低限のビジネスマナーは予習しておくと安心です。

YouTubeや書籍で「新入社員向けビジネスマナー」を学ぶだけで十分です。実際の現場で細かい部分は教えてもらえるので、基礎を押さえておけば問題ありません。

興味のある分野の基礎知識

応募する職種に関連する基礎知識があると、入社後の理解が早まります。Webマーケティングならブログやnoteの記事を読む、営業なら営業の基本書を一冊読むなど、軽い予習で構いません。

ただし、完璧を目指す必要はありません。実務を通じて学ぶ方が遥かに効率的なので、基礎の基礎だけ押さえておけば十分です。

まとめ:未経験でも全く問題ない

大学1年で長期インターンに参加することは、想像以上に学びが多く、確実に成長できる経験です。未経験でも全く問題ありません。企業側も、1年生が未経験であることは前提としているため、丁寧に教育してくれます。

最初の3ヶ月は覚えることが多く、正直大変です。ビジネスマナー、専門用語、タスク管理。どれも初めてのことで戸惑います。教えてもらったことを繰り返し間違えたり、優先順位を間違えたりすることもあるでしょう。

しかし、この期間を乗り越えれば、確実に成長を実感できます。記事を一本任されるようになり、作業時間が半分になり、先輩から「速くなったね」と言われる。新しいインターン生の教育係になったり、自分の改善案が受け入れられたり。こうした小さな成功体験が、あなたを大きく成長させてくれます。

大切なのは、わからないことを素直に質問する姿勢と、失敗を恐れずに挑戦する勇気です。1年生で未経験なのは当然なので、遠慮する必要はありません。

3年生になったとき、「あの時始めて本当に良かった」と必ず思えます。少数派であることを恐れず、一歩踏み出してみませんか。今日からできる準備を始めれば、あなたの大学生活は大きく変わります。

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